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脳が覚醒したきっかけ

投稿日:2012年6月28日 更新日:

脳が覚醒したっきっかけはお世話になった皆さんを忘れたくないでした。

急性期病院の退院が近づくに連れて一つの不安が出てきました。入院生活を送る中でいつもすぐに忘れてしまう記憶力。その為、こんなに一生懸命応援して頂いた先生をはじめ医療従事者の皆さんを退院と同時に完全に忘れてしまうのは本当に嫌だという悩みでした。そこで執刀医の先生が教えてくれた解決策が人の名前はフルネームでひらがなと漢字で顔を認識しながら覚えるとなかなか忘れないよ。だから残りの間メモに残したらどうかなという事でした。先生は僕に名札を見せてくれ改めてお名前を教えてくれました。この時は本当に嬉しかった事を覚えています。そして先生に恥ずかしくない回復をお見せが出来る様に頑張ろうとも思いました。執刀医の先生に続いてお名前を教えて頂き、一人また一人と教えて頂く中で自分がどれだけ多くの方にお世話になり皆さんに恥ずかしくならない様に頑張らなきゃいけないかを実感し決意を新たにしました。この事がきっかけでその後はお世話になった皆様のお名前とお顔は覚える事が出来ました。入院初期に30秒前の事が記憶出来無かった僕が記憶できる様になったのは本当に奇跡です。

✴︎この時メモが取れる様になっていたのはよく担当について頂いた看護師さんが入院初期からのアドバイスをし続けて頂いてミミズが通ったような字しか書けなかった状態から読める字へ の練習が出来たお陰だと思います。本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

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上の写真は頭部開頭血腫除去術後に脳圧を下げる為に一ヶ月間外していた頭蓋骨を戻す為に行った頭骨形成手術直後です。

 


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