リハビリ病院へ転院・運命の出会い・覚悟の決断急性期病院で2カ月間の入院後にリハビリをして頂く為、回復期のリハビリ病院へ転院します。
(この写真は転院してすぐに自分の現実を受け入れ、一年前にフル装備の新車で買ったマイカーを誕生日の日にお別れをする決断を決めた写真です。これが始まりとなり発症前の自分とお別れをする為に全てを処分する覚悟をしリハビリだけに専念する事を決めました。)
本音を言えば手放したくなかったですよ。
状態
身体・・急性期病院の時にはなんとかリハビリを受けている様な状態で目を閉じれば頭部、上半身、下半身と中心から全てが真っ二つに切られ、左半分が消えた様な感覚の状態が続いていました。
目で見てやっと左側が存在する事がわかる位の状態でした。(左腕に関しては完全に曲がった状態で痙縮していました。)車椅子にはかろうじて座れる位の状態でした。
頭・・頭は動かず、コミュニケーションも上手くとれませんでした。頭の中は常に寝ている様なぼぉっとした感じでした。
心境・・この位の時から現実を理解し始め、あっ!俺はもうどうにもならないんだなと少し諦めていたような気がします。入院時はもう終わりだという雰囲気が出ていたのかもしれません。
しかしそんな中、回復期の病院で人生の恩人の先生達と運命の出会いを果たしました。
皆さんのお陰で1に努力、2に努力、3.4も努力、5は忍耐と結果的に諦めかけた自分を捨てやるっきゃない常に努力モードへ突入しました
主治医の先生・・この規模の出血でよく生きていられたね。
この規模の出血だと大抵は命を助ける事が優先しちゃう場合が多く、手術によって脳にダメージを与えてしまう事も多いけど、umeさんの手術痕を見ると生きる事を大前提としたその後の事をしっかり考えられたとても綺麗な手術だね。よかったね。
でも損傷部が余りにも大きいからリハビリはかなり大変だと思うけど一緒に頑張りましょう。
理学療法士(PT)の先生・・この規模の出血のリハビリは相当辛いと思う。
リハビリをしてもよくなるとは言えない。
はっきり言えばよくなる可能性は極めてゼロに近いかもしれない。
でも一つだけは言える事がある。リハビリをしなければ100%状態は悪くなる、これは断言出来る。
極めてゼロに近い良くなる可能性と100%悪くなる方どっちを選びますか?
本人次第かな。良くなる方を選ぶなら全力で向き合うので頑張りましょう。きつい事を言う様だけど、若いからよくなるを思ってたら絶対良くならないから、年齢に関係なく頑張った人にはそれなりの結果がついてくるから覚えておいてね。先生もumeくん用のリハビリメニューをOTさんと相談して考えるから毎日やってね。
(この日からせっかく頂いた独自メニューは全てメモする様にしました)
ポイントを貼っておきます。よかったら参考にして下さい。
&ここにリンクを貼ります。少しお待ちください。&
作業療法士(OT)の先生・・これだけの出血と今の体の状態を見るとリハビリは相当辛いと思います。このままだとumeさんのお世話でご両親を殺しちゃう事になるから先生も頑張るから辛くても信じてついて来て下さい!一緒に頑張りましょう!
臨床心理士(CP)の先生・・身体も頭も以前の様に動かなくなり日常生活も180度変わった上に一番大切にしていたものも失い、辛いですね。話したい事があったらなんでも言って下さいね。umeさんに一つやってほしい事があります。この病気の障害は毎日必死にリハビリを頑張っても1000分の1ミリの変化を感じられるかどうかのレベルです。つまり気付けないという事です。その為実感がわかんないと頑張る気力が無くなってしまいます。ですので今日から毎日どんな小さい事でもいいので日記をつけてみませんか?日記を付ける事で一日ではわからない変化が一週間、十日、一ヶ月、一年と以前の状態と比べる事が出来ます。どうですかやってみませんか。書いたら先生にも教えて下さいね。
僕の日記を紹介します。
(リンクを貼りますのでよかったら読んでみて下さいびっくりすると思います)
&ここにリンクを貼ります。少しお待ちください。&
言語聴覚士(ST)・・右脳の出血でしたし、考える事がかなり苦手だったので、なぜ言葉のリハビリを受けるのかと嫌な感じを出していつも質問していた様な気がします。いつも考える練習だからと言って頂きました。今考えると問題を解く(考えるという作業)が始まったのは先生のリハが始まりだった様な気がします。
ソーシャルワーカーさん・・困った事があったら声かけて下さい。と言って頂き、見かける度に声を掛けて元気付けてもらいました。
薬剤師さん・・顔を合わす度に薬で困った事はありませんか?と声をかけて頂きました。
看護師さん、看護助手さん、栄養士さん・・皆さんが顔を合わす度に頑張ってるねと声を掛けてくれました。
回復の秘訣
- 先生のお話をよく聞く(無駄な事は一つもない)
- 自分の記録を付ける(知る事が大切)
- 自分のリハビリメニューは細かくつけて残す。(日付、先生の名前、ポイント、図)
- リハビリに年齢は関係ない。