リハビリで大切な事その3 行う
行うとは 色々な意味があります以下を参考にして下さい。
回復への近道は教わった通り正しくやり続ける事です。
僕の場合ですが、発症した年からリハビリの時間に教わった自主トレメニューは自分用の自主トレノートを作り、リハビリ終了後にすぐ記録に残しました。その内容を時間を見つけては繰り返し行い続けています。
最初のうちは朝2時間の自主トレをする為に5時に早起きし、夜も2時間の自主トレを行うために行動し、朝の自主トレの為に8時から9時の間には早寝るという生活をしていました。
現在はこれまでに教わったメニューの中から今の自分に合ったメニューを選び朝は1時間半、夜も1時間半の自主トレメニューを毎日朝晩のルーティンとして行っています。回復期の朝晩の時間に行った自主トレルーティンは後の回復に大きく影響を及ぼしたと思います。
でも、これが本当に大変なんです。
皆さん、以前甥記事にも書きましたがいくらやっても成果が感じられないと人間は続けられないものです。さらに加えて皆さんに質問です。
皆さんは人が生きる為に満たす5大欲求はご存知ですか?皆さんは普段の生活を思い浮かべて下さい。日行生活で大変な事があった時どう乗り越えてますか?
答えは自分の5大欲求を満たす事で心のバランスを保っていると思います。特に重要な三大欲求は自由な飲食欲、性欲、自由な睡眠欲です。他にも自由な行動欲、自己実現欲などがあります。これらにも人には満たす事で頑張れる欲求が数多くあります。
では質問です。成果が見れない。欲求を満たす事で頑張る事も出来ない。どれだけの人が病気になってしまったからしょうがないと正気を保ち頑張れるでしょうか?ほとんどの方は無理か壊れると思います。しかし、方法がないわけではありません。
それは最愛の人からの言葉ではないただそばに居てくれる事で感じ取れる応援です。僕の場合ですが、当時は誠心誠意大切に思う人が居ましたが、2ヶ月して他に男を作り去って行きました。そうなってしまったら打つ手はありません。心が崩壊しないように頑張りましょうとしか言えません。
行う1 教わった通り1日も欠かさず行う(自主トレの継続)
急性期病院→回復期病院→維持期の病院→生活リハビリ→通院リハビリ→通所生活リハビリ→通院リハビリ→就労移行支援事業所→社会復帰と世の中に戻るに連れて時間の調整してリハビリに時間を割く事が難しくなってきます。
その上、重度の脳出血を起こすと高次脳機能障害の影響で元から時間の調整が難しくなっています。なかなか思うように回復しない自分をいかに説得し、覚悟を決めてリハビリを続ける事は本当に大変だと思います。
しかし諦めず続ける事は後の回復にかなり影響が出ます。
行う2 セラピストの先生、主治医の先生に教えてもらった通りに行う(自主トレの内容)
教えて頂いた事はできるだけ正確にやりましょう!!
せっかくやっていてもポイントがずれてしまっていたり、悪いやり方をしてしまったりする事があります。また、結果がすぐに出ないことからやり過ぎてしまう事があります。そうならない為のも棒人間のイラストを入れてやり方、ポイント、注意点を出来るだけ細かく教えて頂いたリハビリ終了直後に自主トレ帳等を作り、メモに残す事をお勧めします。いつのメニューか解るように教わった日付、先生の名前も残すと後々意味あるものになります。
行う3 安定した生活のリズムの管理を行う。
この病気のリハビリは精神的ダメージが大きいことと追ってしまった身体障害から思う様に事が進められなくなります。さらに高次脳機能障害の影響で時間の調整が苦手になります。最初はやり過ぎてしまうと思いますが、余裕を持った行動を心がけましょう。
行う4 自分のことは極力自分でやる。
発症から時間が経つに連れて自分で出来る事が増えてきます。初挑戦の時は冷や冷やすると思います。しかしそれを乗り越えないと成長はありません。
ここからは具体的に行った事を順を追って説明します。
- 食事(箸、スプーン、フォークを使って食べられる様になりました)
- 洗顔、歯磨き(用意して貰った介護用品を使って自分で洗える様になりました)
- 簡単な着替え(上着限定)
ここまでが急性期病院でできる様になった事です。
- トイレ(トイレへ行き大小が出来る様になりました。)
- 洗顔、歯磨き(洗面所へ行き自分で出来る様になりました)
- リハビリ室へ自分で行く(声を掛けて貰ってリハビリ室へ行ける様になりました)
- お風呂(転ばない様にロープで釣って貰い自分で入れる様になりました。)
- 着替え(麻痺側のボタンはいつになっても出来ませんがそれ以外は簡単な着替えは出来る様になりました)
ここまでが回復期初期病院でできる様になった事です。
- 食事の上げ膳下げ膳(車椅子に座った状態で膝に乗せて食事の上げ膳、下げ膳が出来る様になりました)
- リハビリ室へ自分で行く(車椅子と杖の一人免許を貰い自分で行く)
- リハビリ、お風呂の予定の管理(貰った予定を元に行動が出来る様になりました)
- 薬の管理(朝薬をもらい夜に開いたゴミを渡す)
ここまでが回復期二院目です。
- リハビリ、お風呂の予定の管理(貰った予定から自分の予定を作り行動が出来る様になりました)
僕が作ったofficeで作ったレイアウトが欲しい場合はメールでご連絡下さい。
予定を自分で作るだけでも回復につながります。
- 洗濯(時間を読み洗濯できる様になりました)
- リハビリ室へ自分で行く車椅子と杖で自分で行く)
- 傷病手当続き
- 病院の支払い手続き
- 外出、外泊の手続き
- 薬の管理(一週間自分で管理する)
ここまでが更生施設でできる様になった事です。
- 薬の管理(忘れない様に工夫して管理が出来る様になりました)