リハビリで大切な事その2 感謝の気持ちを忘れない(持ち続ける)
感謝の気持ちを忘れない(持ち続ける)ことは人として当然の事ですが、実はちょっと難しいのです。
理由1:このリハビリはすぐに結果が出ないので人は感謝の気持ちを忘れてしまう。
療養をしていて感じた事ですが、脳出血は症状もそれぞれで回復度合い、回復スピードもまちまちです。周りの患者が良くなって自分だけ回復しないと自分の治療を疑い始める患者さんもいました。中にはもうどうせ回復しないからとリハビリを諦めてしまう人もいました。必ず訪れるのが回復が止まる時期です。ここで頑張る力となって背中を押してくれる原動力となるのがみなさんに対する感謝の気持ちです。
対策1:現状現実を知る為毎日日記を書き、以前と比較が出来る様にする。
どんな小さい事でも良いのでとにかく忘れない様にメモしておく事です。
対策2:当たり前だとは思わない。
入院が長期化しリハビリをしていると、全てのことが当たり前の様に思えてきてしまう時期がある様です。変にかしこまる必要はありませんが、せめて○○さん用に考えた事や困っている事はありませんか等の自分限定にして頂いたと思う様な事はメモに残す事をお勧めします。
例を出すと
- セラピストの先生が自分専用の自主トレメニューを考えてくれた。
- 薬剤師さんが会った時に薬で困ったことがあったら声をかけて下さいねと言ってくれた。
- 看護師さんが自主トレ中に頑張ってるね無理はしないようにねと声をかけてくれた。
- 栄養士さんが食事で困ってる事がないですか?あったら言って下さいねと言ってくれた。
とこんな感じです。
確かに皆さんは一部は業務でしてくれているかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?長期入院をすると言葉の中に思いが入っていることを忘れてしまいます。